(11)凍結防止

 架橋ポリエチレン配管は環境により配管内の水が凍結する。
 配管内の水が凍結しても架橋ポリエチレン管に破損などが生じることは、殆どなく解凍後も通常に使用できる。これは凍結による水の体積膨張に追随して架橋ポリエチレン管が伸縮するからである。
 ただし、状況によっては配管や器具に悪影響が生じるので凍結防止装置が必要となる場合がある。

1.凍結防止方法

 次に代表例を示すが、水道事業者の規定や指針がある場合にはそれを順守すること。

@配管内を0℃以上に保つ

a. 保温材等を被覆する。
保温材を被覆することで配管内温度が0℃以下になるまでの時間を遅らせる。


b. 電熱線等を敷設する

敷設例

A 流水状態を保つ
水栓等を開栓状態にして少量の水を流し、配管内を流動させておく。
 
B 管内の水を抜く
寒冷地対応の水栓および水抜きバルブ等の器具を使用し、さらに勾配を設けた配管とすることで、不使用時(夜間等)に配管内の水を排出し凍結を防ぐ。

配管例
■■■天井配管例
 
■■■床下配管例

2.解凍方法

@ 温水による解凍
配管の凍結した部分に布等を巻き、温水をかけて解凍する。(部分的な凍結に対しての方法)
 
A 電気ヒーターによる解凍
凍結防止用に予め敷設したヒーターを作動させ配管全体を加熱して解凍する。
 
B 温風による解凍
水栓ボックス等からさや管内に温風を送風することで解凍する。

温風送風方式例

C 蒸気による解凍
市販の小型蒸気発生器を使用し耐熱ホース等で配管内に蒸気を注入して解凍する。

蒸気方式例

 機器の操作時に配管などを傷つけないように注意すること。