(5)耐衝撃性

 架橋ポリエチレン管は、低温での耐衝撃性も優れているので、寒冷地の配管にも適している。試験方法及び試験結果を図3.5及び表3.5に示す。

図3.5 試験方法

表3.5 衝撃試験結果
呼び径→
↓高さ(m) 温度→
13 20
0℃ 10℃ 0℃ 10℃
2
3
4
5
各高さ、各呼び径共にn=5
・5mでも管の割れは発生しない。衝撃により管は偏平する。
・○:異常なし
・△:割れはないが、白化が残る(JWWA K 118での破壊度2に相当)


(6)低温特性

 一般にポリエチレンは、脆化温度が-70℃であり、低温でも充分な伸びがあるため通常、管の凍結破壊に至ることはなく、寒冷地でも水道管として使用されている。
 架橋ポリエチレンについても、低温特性はポリエチレンと変わることなく、実用上まったく問題ない。
 なお、管は一度凍結すると水道水の供給ができなくなるので、保温等の対策が必要である。

@架橋ポリエチレン管の低温引張特性

 架橋ポリエチレン管の低温引張特性を図3.6に示す。
 架橋ポリエチレン管は、低温になっても常温同様、破断伸びが300%以上保持されている。

A凍結、融解サイクル試験

 架橋ポリエチレン管の凍結、融解による残留歪特性を図3.7に示す。
 ポリエチレン管は、約20回の凍結でも永久歪は2%程度であり、実用的に問題ない。

図3.6 低温引張特性

図3.7 凍結、融解サイクル試験結果