2-2 JIS K6787 水道用架橋ポリエチレン管 及び K6788 水道用架橋ポリエチレン管継手

(1)JIS K6787 水道用架橋ポリエチレン管

@適用: 使用圧力0.75MPa{7.6kgf/cm2}以下の水道の主に屋内配管に使用する
架橋ポリエチレン管(以下、管という)について規定する。
   
A種類: 管の種類は、表2.13のとおりとする。

表2.13 管の構造による分類
種  類 構  造 種類の記号
M種 単層 XM
E種 二層 XE
備考: M種は、JIS K6788のM種の継手を用いて接合する管とし、
E種は、JIS K6788のE種の継手を用いて接合する管とする。

B寸法: 表2.14、2.15に示す。
   
C性能: 表2.16に示す。

表2.14 M種の寸法及びその許容差      単位:mm
呼び径 外 径 内 径 厚 さ 長 さ 参 考
基準
寸法
平均外径
の許容差
基準
寸法
平均内径
の許容差
基準
寸法
許容差 基準
寸法(m)
許容差
(%)
質量
(kg)
コイル巻
内径(cm)
10 13.0 ±0.15 9.8 ±0.25 1.60 ±0.20 120 +2
 0
0.054 50以上
13 17.0 12.8 2.10 0.092
16 22.0 16.8 2.60 0.149
20 27.0 21.2 ±0.30 2.90 100 0.206 80以上
25 34.0 26.0 ±0.35 4.00 ±0.30 0.354
30 42.0 ±0.20 32.1 ±0.40 4.95 ±0.35 0.542 120以上
40 48.0 ±0.25 36.8 ±0.45 5.60 ±0.40 60 0.701
50 60.0 ±0.30 46.1 ±0.50 6.95 ±0.45 50 1.090 150以上
備考: 1. 平均外径の許容差とは、任意の断面における相互に等間隔な二方向の外径測定値の
平均値(平均外径)と基準寸法との差をいう。
2. 平均内径の許容差とは、平均外径から平均厚さの2倍を差し引いた値と基準寸法との差
をいう。なお、平均厚さとは外径の測定箇所を同一断面における相互の等間隔な4箇所
の厚さ測定値の平均値をいう。
3. 長さについては、受け渡し当事者間との協定によって変更することができる。
参考: 質量は、管の寸法を基準寸法とし、管に使用する材料の密度を0.94g/cm3として計算したも
のである。

表2.15 E種の寸法及びその許容差      単位:mm
呼び径 外 径 全体厚さ 架橋層厚さ 非架橋層厚さ 長 さ 参 考
基準
寸法
平均外径
の許容差
基準
寸法
許容差 基準
寸法
許容差 基準
寸法
許容差 基準
寸法(m)
許容差
(%)
近似
内径
質量
(kg)
コイル巻
内径(cm)
10 13.0 ±0.15 1.90 ±0.30 1.60 ±0.20 0.30 +0.30
−0.10
120 +2
 0
9.2 0.062 50以上
13 17.0 2.40 2.10 12.2 0.103
16 21.5 2.95 ±0.35 2.65 ±0.25 15.6 0.162
20 27.0 3.25 ±0.40 2.90 0.35 +0.35
−0.15
100 20.5 0.228 80以上
25 34.0 4.30 4.00 ±0.30 0.40 +0.40
−0.20
25.4 0.377
備考: 1. 平均外径の許容差とは、任意の断面における相互に等間隔な二方向の外径測定値の
平均値(平均外径)と基準寸法との差をいう。
2. 長さについては、受け渡し当事者間との協定によって変更することができる。
参考: 質量は、管の寸法を基準寸法とし、管に使用する材料の密度を0.94g/cm3として計算したも
のである。

表2.16 管の性能
試験項目 性  能 試験温度 試験方法の概要
外観形状 管の断面は実用的に正円で、その内外面は使用上有害な傷、縦筋、割れねじれ、その他の欠点があってはならない。 常温
(20℃±15℃)
目視で調べる。
寸 法 表2.14、2.15、による。 23℃±2℃ ノギス、マイクロメーター、ゲージなどで測定する。
引張試験 16.0MPa {163kgf/cm2}以上、さらにE種の場合は、引張試験の後、非架橋層と架橋層のはく離その他の欠点がないこと。 23℃±2℃ ダンベル試験片にして、表2.17における速さで引張降伏強さを求める。
耐圧試験 漏れ、その他欠点がないこと。 常温
(20℃±15℃)
水圧2.5MPa {25.5kgf/cm2}を加えて2分間保持する。
浸出試験(1) 濁度:0.5度以下
色度:1度以下
全有機炭素(TOC):5mg/L以下
残留塩素の減量:0.7mg/L以下
臭気及び味:異常がないこと。
常温
(20℃±15℃)
供試水と供試管を接水させ、16時間静置した後、その検水を試験する。
熱間内圧
クリープ
試  験
漏れ、その他の欠点がないこと。 表2.18による 供試管に表2.18の条件を用いて、式2.2より算出した空気、または窒素を満たし、規定時間保持する。
耐塩素水性 水泡発生がないこと。 60℃±1℃ 供試水を24時間ごとに取り替え72時間後に試験片を取り出す。
ゲル分率(2) 65%以上 キシレン浴中にて一定時間抽出し、残量を測定する。(JIS K6796)
注(1) 試験温度は常温とする。また、濁度、色度及びTOC、並びに残留塩素の減量は、
空試験値との差から求める。
 (2) ゲル分率は、M種及びE種の架橋層に適用する。

表2.17 試験速度
試験速度
mm/min
供試管厚さの基準寸法 e
mm
試験片の作製方法 試験片の種類
100 e≦5 打抜き Type 6A
25 e>5 打抜き Type 1B

試験圧力は、下表の試験温度、試験時間及び円周応力を用いて、次の式によって算出する。

……式2.2
ここに、 P: 試験圧力(MPa)
  σ: 円周応力(MPa)
  D: 供試管の平均外径(mm)
  e min: 供試管の最小厚さ(mm)

表2.18 試験温度による試験時間及び円周応力
試験温度
試験時間
h
円周応力
MPa
20 1 12.0
95 1 4.8
170 4.6
1,000 4.4