5-6 防火区画貫通処理方法

 架橋ポリエチレン管・さや管など、可燃性の配管が防火区画等を貫通する際には、
国土交通大臣の認定を受け、一定の延焼防止性能(1時間耐火)を持った貫通部措
置が必要です。さらに消防法告示に定められた特定共同住宅に該当する建物(マン
ション等)の共住区画(住戸と住戸の間、共用部と住戸の間)等を貫通する際には、
(一財)日本消防設備安全センターの評定を受けた貫通部措置が必要です。
 国土交通大臣認定・(一財)日本消防設備安全センター評定ともに、現場施工での
使用材料・構造(壁・床、およびそれらの材質や厚さ等)・対象配管(材質・サイズ等)
が認定書・評定書に記載された内容と合致してはじめて認定工法・評定工法と言え
ます。それぞれの工法の内容をよく理解し、正しく設計・施工する必要があります。

 架橋ポリエチレン管・さや管防火区画・共住区画貫通部措置の国土交通大臣認定
工法・(一財)日本消防設備安全センター評定工法の例として、「フィブロック」、「耐火
シート(メッシュ付)」、「タイカブラック・パテエース」などがあります(詳しくは別途認定
書・評定書・製品カタログ・技術資料などをご覧ください)。

(共通注意事項)
・さや管のサイズに適した防火部材をご使用ください。
・適用配管以外は施工できません。
・防火部材には配管の支持機能はありません。
配管の支持固定は貫通部の前後で、別途確実に行ってください。



5-7 ヘッダーの取り付け

(1)点検口

 ヘッダーの設置場所には下表を目安にした点検口を設けて下さい。

表5-3 点検口の目安
ヘッダー取り出し口数
5口 400mm以上 500mm以上
7口 600mm以上
9口 700mm以上


(2)ヘッダーの接続

 ヘッダーの施工例を以下に示します。

種類 作業手順及び内容
M種 @ヘッダーにおねじアダプターを接続して下さい。

Aヘッダーを固定して下さい。

Bシーリングキャップを架橋ポリエチレン管にかぶせて下さい。

Cおねじアダプターと架橋ポリエチレン管を接続して下さい。

Dさや管を固定して下さい。
E種 @ヘッダーを固定して下さい。

Aシーリングキャップを架橋ポリエチレン管にかぶせて下さい。

Bヘッダーに融着ソケットまたは
融着レジューサーを取り付け、固定し架橋ポリエチレン管を差し込んで融着して下さい。

Cさや管を固定して下さい。


(3)ヘッダーの保温

 ヘッダーは必要に応じてヘッダーカバー等で保温して下さい。