4-6 さや管の決定

(1) 架橋ポリエチレン管とさや管の組み合わせ
架橋ポリエチレン管とさや管の組み合わせは表4-4の通りです。

表4-4 架橋ポリエチレン管とさや管の呼び径の組み合わせ
架橋ポリエチレン管呼び径→
           (外径mm)

↓さや管の呼び径(外径mm)
10
(13.0)
13
(17.0)
16
(21.5)
20
(27.0)
16(15.5)      
18(16.5)
22(22.0)
25(24.0)
28(26.7)
30(29.4)
36(32.0)
注1: 給水にはブルー、給湯にはピンクのさや管をご使用下さい。
注2: ウォーターハンマー防止のため、さや管の呼び径と架橋ポリエチレン管の呼び径は近いものを選択して下さい。
注3: 一般の低圧電線工事に使用する合成樹脂電線管(CD管)は不陸が起こりやすく、圧縮強度や扁平強度も低く通管できない場合がありますので使用しないでください。

(2) さや管の曲げ半径及び曲げ箇所数
さや管の曲げ半径及び曲げ箇所数は表4-5の通りです。

表4-5 さや管の曲げ半径及び曲げ箇所数

消音テープを使用しない場合
架橋ポリエチレン管
呼び径
 適合さや管 
呼び径
 最大配管長 
(m)
曲げ半径(mm) 曲げ箇所数
水平部 立上り部 水平部 立上り部 合計
10 16,18,22 15 300以上 150以上 4以下 2以下 6以下
13 22,25 15 400以上 150以上 4以下 2以下 6以下
16 28,30 15 500以上 250以上 3以下 2以下 5以下
20 36 15 600以上 300以上 3以下 2以下 5以下

消音テープを使用の場合
架橋ポリエチレン管
呼び径
 適合さや管 
呼び径
 最大配管長 
(m)
曲げ半径(mm) 曲げ箇所数
水平部 立上り部 水平部 立上り部 合計
10 22 15 450以上 150以上 4以下 2以下 6以下
13 25 15 450以上 150以上 3以下 2以下 5以下
16 30 15 600以上 250以上 3以下 2以下 5以下
20 36 15 900以上 300以上 3以下 2以下 5以下
注1: 通管の方法は、架橋ポリエチレン管呼び径10および13は押し込みのみとし、16および20は押し込みに引っ張りを併用して下さい。
注2: 曲げ半径はできるだけ大きく、曲げ角度は90°より緩やかにし、曲げ箇所数はできるだけ少なくして下さい。
注3: さや管呼び径36の場合は、不陸や横振れが生じないように施工に十分注意して下さい。



4-7 設計上の注意事項

(1) 供給圧力については、機器類の保護やウォーターハンマーの防止を考慮すると0.2MPa(2.0kgf/cm2)以下としてください。
(2) ウォーターハンマーを軽減するには、架橋ポリエチレン管とさや管を適正管径の組み合わせで使用し、管内流速が2m/sec以下になるように管口径を選定して下さい。場合によっては消音テープを使用して下さい。
(3) 高置タンク方式で、マンションの最上階については十分な水圧を得られない場合がありますので、管径の設定について考慮して下さい。
(4) 配管をスラブ内に埋設する場合、特に管径の大きい場合は建築設計者と相談の上、決定して下さい。
(5) 給湯器、カランの圧力損失は機種により大きく相違しますので、必ずメーカーに確認して下さい。